ナツメの戯言

思ったことを、思ったように。

ISIL邦人人質殺害事件について②

本日2回目の更新です。こんばんは!ナツメです。

前回の記事が初めてTweetされて少し嬉しくなりました。評価は置いときまして。

ISIL邦人人質殺害事件について① - ナツメの戯言

本記事と併せて読んでいただけたら、私の考えをより理解しいただけるのではないかと思います。このエントリーでは殺害予告を受けての国内の動きについて書いていきます。

 

政府の対応

私は今回の安部総理、そして日本政府の対応は、結果は非常に悲しいものでしたが、評価に値すると考えます。

私達国民には、当然のことながら、交渉内容等に関して情報開示はありませんでした。そのためでしょうか、総理も政府も何もしていないという意見を散見しました。なぜそのように思えるのか不思議でなりません。開示をすることがどれ程拘束されたお二人を危険にさらすか想像できないのでしょうか?ISILの声明が、時系列に事実を述べているとも限りません。長く水面下で交渉をしていたのではないでしょうか。真偽、交渉内容は公開すべきでないと私は思います。

 

また安部総理が表明した中東への2億ドルの人道支援も非難する声があります。日本は孤立すべきなのでしょうか?タイミングにしても、ISILが周到に狙ったと考えるほうが普通ではないかと。今後も人道支援でテロと戦うことに私は賛成です。

 

もちろん今回の政府の対応に全く非がなかったとは思いません。全てを公開することは望みませんが、検証することは必要でしょう。そして再発防止にも十分な対応をお願いしたいところです。

 

自己責任とは

ネット上で様々な意見が飛び交いましたが、ここで「自己責任論」に触れたいと思います。まず私の見解を先に述べます。国内外問わず、国民が何者に拘束(拉致)されたとき、国が救出することは当然の義務と考えています。被害者の行動に責を問うことも、人間性を疑うこともするべきではありません。国は国民を守らなければならない。それが私の考えです。

 

ここで自己責任についてですが、今回お二人は退避勧告が出ている、誰が見聞きしても危険な地に足を踏み入れたことが、論が噴出した最大の原因でしょう。確かにその地に入ることは自己責任です。そこで拉致されても、「拉致を防ぐ」ことは国としては無理という答えしか見つかりません。ゆえに拉致されたことは湯川さん、後藤さんの自己責任であると私は考えています。これはお二人を責めているのではなく、政府に「責任は問えない」ということです。

 

一部の間では「自己責任だから助けなくていい」「自決しろ」との意見もありました。同じ日本人として悲しく、恥ずかしく思います。また出自まで問う人までいました。私は偏見を持って非難します。

 

抗議

 こちらは別のエントリーで詳細を述べようと思います。

官邸前の的外れなデモはISILにとって嬉しい副産物だっとのではないでしょうか。彼らは国を分断することが目的です。人質解放への圧力ではなく「アベやめろ」ですから。ストレート過ぎて驚いていたのではないかとすら思いました。しかし、言い方は悪いですが、これはある意味「日常」です。

 

ヨルダン大使館への抗議に私は今でも怒りがおさまりません。何を考えているのでしょう!ヨルダンは自国のパイロットを人質に取られてるうえ、死刑が確定しているテロリストの解放を求められていたのです。日本政府もヨルダン政府に協力を求めていたはずです。さらにヨルダンの国民の多くは残された後藤さんの無事も祈ってくださってました。人の心がわからない。否、人の心を踏みにじり、利用する最低な行為でした。

 

このテロとの戦いの終わりは、私には見えません。しかし自分にでいること、例えば危険に身を晒さないようにし、平和が訪れることを祈る。小さなことでテロと戦いたいと思います。そして最後に、私達の同胞を救うためにご尽力いただいたヨルダンはじめ、各国の方々にお礼を申し上げます。

 

 

ナツメ

 

追記:本日ではなくなっていました。